御覧いただき有難う御座います。こちらの御品物は江戸時代武家旧家蔵出しの阿波本藍染め日本刀脇差、短刀サイズが入る当時物刀袋になります。。流石に阿波淡路國ゆかりの御品物かと思います。。ちなみにサイズは縦７４センチなので本歌の脇差を入れていたかと推測致します。。その表地には御家紋である浮線蝶の家紋が染められております。。なかなか阿波本藍染めの刀袋は珍しいかと思います。。家中はおそらく源平合戦の際にこの阿波國は平家の流れを組む家系も様々な地域に存在しております。。また阿波蜂須賀家２５万７０００石の城下町でもある事から蜂須賀は岡山藩の池田家との繋がりがあるためその流れを組んだ祖先を持つ武家家臣であるかも知れませんがなかなか浪漫ある御品物かと思います。。阿波本藍の深く染まる濃い色合いの程よい風化ですが御家紋の左下に１センチの穴が空いておりますのであらかじめ時代を越えて現存するアンティークを御理解いただきたく思います。。下側には絞り込むようになっており、先祖伝来の御刀が当時は入っていたかと思います。。その外側には桐箱にこの生地のコンディションと色合いから納められていたのでしょうか。このような阿波松平阿波守様の知行地ですある藩政時代には阿波本藍、塩田の塩や煙草など実高４０万石以上とも云われていた阿波本藍の生地で江戸時代仕立てられた日本刀を入れる刀袋時代物に御関心や御興味が御座います方々宜しくお取り計らい願います。。