欧州から里帰り!珍品。 沈壽官の白薩摩 花瓶 本物

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沈壽官家の始祖である初代・沈当吉は、慶長の役の際、島津義弘によって朝鮮国から連行された「被虜人」であり、第12代当主の沈壽官は1873年のウィーン万博以降、万国博覧会や内国勧業博覧会に出品を重ねて高い評価を受け、海外販路の拡大に大きく貢献しました。第13代沈壽官は、現在の第15代に至るまで代々「沈壽官」の名を襲名し、陶磁器産業の振興・地域経済の復興に努力しました。その孤高の生き様は、現在の沈壽官工房の礎となっています。 「しろもん」:白薩摩:匠の技が生み出す唯一無二の伝統の美。       白薩摩独特の気品と変わりゆく貫入の趣を楽しめます。<貫入>沈壽官窯の白薩摩は貫入(釉薬のひび模様)の美しさが自慢。 釉薬をかけた後 素早く水にくぐらせ余分な釉薬を落とし、釉薬が薄くなり目の細い繊細な貫入に仕上ります。この貫入に入り込むお色味が、さまざまな角度から光を受けて奥深さを与えてくれます。<絵付け>色込めは金線に触れぬよう何種類もの絵の具を用い、更に濃淡を付けていくことで、華やかな錦手が生まれます。沈家の薩摩焼は金彩の下に他の絵の具を用いることはなく純粋に金のみで骨描きを行うため、歳月を経ても金色が衰えません。この花瓶は約35年前に英国人の老夫婦に夕食の招待を受けてご自宅に伺った時に観せて頂き、とても気に入って無理に譲って頂いたものです。奥様がお母様から受け継いだものらしく、丸に十の字の島津家家紋が入っており、年代的に第13代沈壽官の作品ではないかと素人判断しています。とてもユニークなデザインの花瓶であり、しかも貫入・絵付け共に実に素晴らしい作品で、最近の沈壽官窯の作品には見られないものだと思います。床の間に鎮座していますととても重厚感が溢れてきます。この得難い素晴らしい作品を愛しご理解いただける方にぜひお譲りしたいと願っております。     サイズ:高さ26cm 直径13cm  共箱なし素人ですが、お問い合わせ歓迎いたします。

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